診療やデイケアなどについて、熊谷神経クリニックに多くいただく質問をまとめました。
受診について
- 受診した方が良いのはどんなときですか?
- 身体の病気と同じく、早期発見は大切です。本人や周りにつらさがあるときは、我慢しすぎる前に早めの受診をお勧めします。他人に相談し難いこともあるかと思いますが、まずは専門の医師とゆっくり話し合ってみましょう。お気軽にご相談ください。
- 私は困っているという自覚がないのですが、周りから「病院へ行け」と言われます。
- 普段から味方であるはずの周りの人に、そのように言われると、ショックを受けることもあるかもしれません。精神科に行く=(イコール)その人が悪いと言われているように感じる人も少なくないようです。周りの人との話し合いも、説得や批判の応酬になったりヒートアップしたりする事もあります。そんなとき、話し合いで解決できない事は先入観のない医療スタッフを介することも解決策の1つです。熊谷神経クリニックでは、その問題がどこかにあるのかを決めてかかることはしません。どちらにせよ一度来院いただく事をおすすめします。
- 本人が未成年の場合、家族の同伴は必要ですか?また、家族自身の相談もできますか?
- ご本人の意向は優先されます。基本的に診察での内容は秘密が守られます。とはいえ、命に関わることなど親がどうしても知る必要があることも事実です。その場合も、ご本人の確認をとりながら情報の共有を行ってまいります。また、ご本人が未成年の場合は、一般的に親御さんの相談もお受けしておりますので、担当する医師にご相談ください。
お薬について
- 薬を飲んでいる期間は、飲酒してはいけないのでしょうか?
- アルコールは、服用している薬の効用に影響しますので飲酒はできるだけ避けましょう。もしも飲酒を続けている場合、医師がそのことを知らないと効果的な治療ができません。飲酒を止めにくい方は、診察時に医師にご相談ください。
- 処方通りに服薬できなかったことや、薬の効果を感じられなかったことを先生に言い出し難く伝えられなのですが?
- 診察で医師と話し合って決めたことが、飲み忘れや飲んでいて気分が悪くなったから減らしたなど、その通りにならないことはありますので、そのことを思い詰める必要はありません。より良い処方をお勧めできるようにしてゆきますので「自分にとってどうだったのか」を教えてください。薬によって調子が悪くなるような場合は、次回の診察まで期間が開いていても、電話にて速やかにクリニックの医師・看護師、薬局の薬剤師にご相談ください。
- 妊娠しているのですが、薬は胎児に影響しますか?
- 薬の妊婦や胎児への影響は「1」か「0」か(やめないといけないか、今まで通りでいいかという二択)ではありません。処方を決めるにあたり、薬が持つご本人や胎児、病気への影響をよく知る医師が、ご本人のご希望になるべくそうようにご要望を聞き、最善の対応をご提案します。ぜひ、妊娠のこともオープンに話してみてください。
心理面接/検査について
- 精神科医や精神保健福祉士、臨床心理士って何が違うの?
- さまざまな専門分野の医師がチームとなってあなたをサポートします。精神科医は、治療方針やお薬の処方を話し合って決定する責任者です。精神保健福祉士は、皆さまが円滑な社会生活を送るための相談・支援を行なっています。臨床心理士は、心理検査や心理面接を担当しています。より専門性の高いスタッフをご案内できるようにしています。
- 担当心理士の性別や、受診曜日などの希望は聞いてもらえますか?また、担当した心理士が合わないと思ったら変更できますか?
- もちろん、希望は優先されます。一方、希望で選択肢を狭めると受診のご案内までに時間がかかる場合がございますので予めご了承ください。担当心理士が合わないときは、できればその心理士、主治医にご相談ください。
- 心理検査は、いくつか種類があるのでしょうか?
- 多くの種類があります。患者さんの症状により、正しい診断や適切な療養をおすすめするために、1種類から複数の検査をお願いする場合があります。
- 検査の結果はいつ頃わかりますか?
- 受けていただく検査によって異なります。複数の検査を受けていただく場合は、すべての検査を終えてからとなります。検査の結果は主治医からお伝えしますが、担当した心理士からも説明を聞くことができます。診察でお尋ねください。
デイケアについて
- デイケアではどんなことをしていますか?何人くらいの方が参加していますか?
- プログラム内容は日によって変わります。詳しくは、プログラム例をご覧ください。プログラムは基本的に個人行動から集団行動まで、それぞれが自分の目標やペースに合わせて参加できるようになっています。1日の平均参加者数は20人前後です。
- 毎日来ても良いですか?
- まずは週1回、半日からの参加を始めていただいています。慣れてくるごとに増やしていくことも可能です。
- デイケアだけの利用はできますか?
- かかりつけの医療機関にデイケアがない場合はお受けすることもあります。その場合、熊谷神経クリニックのデイケアスタッフがその医療機関の担当医師と連絡を密に取れることが鍵となります。
- 休みたいのですが、連絡はどうしたら良いですか?
- お休みされるときは電話などでご連絡をいただいています。必ずお知らせください。