治療が終結するまで、さまざまな選択肢や治療法から、あなたに最適な方法を選ぶことが重要です。熊谷神経クリニックでは、それぞれの分野の専門家がチームであなたの療養を応援します。初診時から終結に向けた各段階で、必要な支援が受けられるよう、ぜひ主治医をはじめスタッフにご相談ください。
熊谷神経クリニックで実際に受診された患者さんが、それぞれどのような治療を組み合わせたのかを一部ご紹介します。
Aさん(会社員30代)
初診時はお薬に抵抗をお持ちでしたが、受診を続けるなかで、ご自身にあう種類のお薬が見つかりました。また職場復職のためにも、リハビリとしてデイケアを一時期利用していました。現在は職場にも復帰し、数ヶ月に1度ほどの頻度で相談のため来院しています。
Bさん(男性中学生)
学校で、あまりにも授業に集中できず本人も困っていたため、保健室の先生に勧められ受診されました。服薬によって症状は楽になり、授業にも集中できる様になりました。治療の中頃から心理面接も始め、現在も通院しながら日々の悩みや困ったときの対処などを話し合っています。
Cさん(20代主婦)
10代後半から食べ吐きで悩みを抱え、受診されました。自分にあったお薬が見つかり症状が安定したため、一度は治療を終結していたが、ご結婚後再び受診。以前と同じお薬で症状も安定していましたが、妊娠・出産のため減薬と服薬を中止。その間は診察と心理面接のみで乗り切りました。
自分に適した治療や、無理のない療養の仕方を目指して話し合う期間です。各種心理検査や脳波検査などをお受けいただくこともその助けとなります。お薬が必要な場合は、最適な種類・量・飲み方を模索します。また、現在の活動量や仕事量の調整が必要になることが多くあります。
採用する治療法や薬が決まってきて、あまり変化しなくなる時期です。活動量は抑える必要がありますが、新たな習慣を築き、社会に戻る準備をします。また、体の病気でも慢性の疾患があるように、心の病気にも長い通院が必要な病気があることも事実です。病気とうまく付き合いながらどのように社会生活を送っていくかが、重要なカギとなります。
辛さを取り除くことはもちろん第一優先ですが、ぶり返さないことまでを見すえて療養していただくと、体験としては治療の期間が長く感じられることも多くあります。治療終結(卒業)が最短になるかは本人と医師を中心としたスタッフの共同作業にかかっています。ぜひ療養の妨げとなるものをご相談ください。一緒に「今日で最後(卒業)ですね」と言える日を目指して治療しましょう。
私たちは、スタッフが自分のことを知っていることの安心感と、自分の情報が外に漏れない安心感の2つの安心を大切にしています。
ご本人の情報は、クリニック全体でお預かりし、その方に最適な療養のために使用いたします。
(詳しくはクリニックにお越しの際、当院の個人情報利用目的をご覧ください)
当クリニックの内部では、ご本人の希望に沿って、あるいは必要な範囲で共有されます。そして外には、本人の知らないところで情報が流出することがないよう細心の注意を払ってまいります。