子どもから大人まで、受診される方の要望や必要性によって、ご本人と主治医による話し合いで治療の内容や方向が決まります。熊谷神経クリニックでは女性医師も多く、皆様のお話にじっくりと耳を傾けます。
クリニックを初め医療機関に受診するメリットの一つはお薬による治療です。病気自体に効果を及ぼすお薬や辛さを軽減するためのお薬など、さまざまな種類があります。専門の医師が、受診される方の年齢や要望に応じて組み合わせます。またご本人と医師の話し合いの結果、心理面接、デイケアなどでのリハビリテーション、訪問看護なども同じく重要な選択肢です。常にその人に最適な治療を提供することを目指します。
また、1階にいる看護師や、受付のスタッフも相談しやすく頼もしい人たちですので、お声お掛けください。
最適な診断や必要な療養をお勧めするために、専門の心理士による心理的側面の検査が必要な場合があります。心理検査には、不安の質・不安への対処傾向、認知機能、発達状態のアセスメントなどが含まれます。ご本人にとっても、自分を別の角度から理解する、よい機会にもなります。できるだけありのままを答えていただくと、現在の状態について心理士と主治医共に理解が深まり、患者さんを援助し易くなります。
日々の困難さについてのカウンセリングや、自分について振り返る心理療法、お子さんへのプレイセラピーも、通常の診療に組み合わせることで、より効果を発揮します。こちらはご本人と医師との話し合いで開始することが重要です。心理カウンセリング・心理療法・心理面接が必要かご相談いただきメリット・デメリットについてご検討ください。なお、心理面接の時間や予約の仕方・変更の仕方は担当する主治医、心理士にご確認ください。
身体の病気と同じく、精神科でもリハビリテーションが重要となります。リハビリテーションとは、その時点での治療の進み具合だと最高に機能したらどういう自分か、病気を悪くさせないように無理なくペースを下げるとしたらどういう自分か、を目指すものです。治療とリハビリは左右の車輪のようなもので、どちらかだけを回せません。当クリニックのデイケアも、リハビリの場として利用できます。様々な機能回復を目指し、その人にとって必要な分野でトレーニングができます。また、デイケアに登録いただいている利用者の方には、月に一度デイケアのスタッフによる相談面接を行なっています。目標の確認や再設定、日々の悩み事の相談なども伺っています。
まずは見学からです。その感想を診察で相談していただき、ご自身にとっての必要性・時期などをご検討ください。