「ひこばえ」を利用する

支援内容

支援のイメージ

 

支援のイメージ

 

支援のポイント


1.個別支援計画の作成
支援や訓練を行うに際し、「今後ひこばえを利用していく中で、何にポイントを置いて生活するか・何を目標とするか」など、具体的な目標設定(短期・長期)や課題を担当スタッフと話し合いながら『個別支援計画』を作成します。


2.相談支援
日常生活の不安や心配ごとだけでなく、個別支援プログラムの一環として、下記のような視点等からも支援を行っていきます。
・利用期間をどのように活用していくか?    
・物事の優先順位の決め方
・不安や問題をどのように受け止め、どのように解決していくか? etc...


3.地域移行支援
"ひこばえ"で生活訓練を行い必要な力を養った後に、社会資源(*1)を活用し、関係機関等との連絡や調整を行いながら、地域生活への移行に向けた支援を行います。
(*1)社会資源とは、生活をする上で役立つ、身の周りにある全てのもの(制度・サービス・医療機関・公的機関・交通機関・携帯電話・パソコン・住まい・お店・仲間・ご近所さんなど)を指します。私たちは、生活の中で必要なときに必要な社会資源を結び付けて活用しながら、毎日を送っています。その時々に合った社会資源を良いタイミングで使うことで、生活の幅がよりゆたかに広がります。


4.プログラム
プログラムは、今後、利用者の皆さんが地域生活を送る上で必要な"技術"(生活・マナー・コミュニケーションなど)や"考え方"(物事の捉え方や進め方・問題解決など)を身に付けられるような『生活に密着し役立つ内容』をプログラムに取り入れます。

「個別支援プログラム」
各利用者ごとに作成された個別支援計画の内容をもとに、集団支援プログラムでは取り組みづらい課題や目標達成に必要なことを個別支援プログラムとして行います。

「集団支援プログラム」
・ひこばえの会(意見交換の集い)
 "自分だけが悩んでいる・苦しんでいる"と感じている事、今や今後に対して不安な事などはありませんか?
同じような病気を抱えている皆さんが意見を出し合うことで"気持ちを分かち合う安心感"や"新たな対処方法"を発見することができることでしょう。

・暮らしやすい対応術(生活技能訓練【SST】)
あらゆる場面(ひこばえ・職場・病院・友人・ご近所さん・市役所など)において、様々な人間関係があります。その際、"困ってしまう""うまく伝えられない"ことで辛い思いをしたことはありませんか?ここでは、実践的な場面を想定して円滑な対人関係やマナーも含めた対応術を学んでいきます。

・地域情報探索(身近な地域情報収集と活用)
『生活に役立つ情報・知りたい情報』(買い物するならどこが安い? 歯科や皮膚科はどこ? 安くておいしい食堂は? 髪を切るならどこ? etc… )を折り込み広告、情報誌、皆さんからの口コミなどから、生活に便利な地域情報を集めていきます。このことは、皆さんが単身生活を行ったときの"生活に便利な情報の探し方"として役立ちます。

・快適生活ゼミ(単身生活で役立つ知識や技術)
『単身生活で役立つ生活術や豆知識』(簡単調理・洗濯・掃除・整理法・健康と栄養・勧誘の対処・緊急時の対応法)を考え、身に付けます。今後の単身生活の際に"生活しやすくなる""安定した生活を維持できる"ことに繋がります。

・フィットネス(体力の向上・気分転換)
健康の維持や生活習慣病の予防、体力の向上を目的とするだけでなく、ストレスが多い日常生活の中で、リラックスできる方法について体を動かしながら行っていきます。時には近隣の体育館を利用して汗を流すのも良いですね。

・ザ・チャレンジ(個々の課題や共通の目的に取り組む)
自分自身では"課題"と感じているけど、なかなか取り組めないときの一歩を踏み出す時間として・・・また、自分にとっての"課題"は何なのかを考える時間として・・・そして、他の利用者も含め共通の目的に取り組む時間として・・・、自分自身や皆さんにとっての課題や目的に『チャレンジ』するプログラムです。

「その他」
・行事
年間行事(クリスマス会・忘年会・お花見・スポーツ交流会・消防訓練など)を皆さんと共に企画していきます。

・就労ゼミナール
就労に対するイメージと現実を擦り合わせ、就労活動を少しでも円滑に行えるようなノウハウやマナーを身に付けます。
「働くためには?」をキーワードに仕事の探し方、病気の開示・非開示についてなど具体的に就労に繋げていけることを勉強会のような形で行う予定です。

今後は、以下のようなプログラムも考えております。
・身近な福祉制度について(年金、手帳、税金、生活保護等)
・再発予防と服薬について
・医療との上手な付き合い方  etc...

プログラムは、『その人が目指す生活(暮らし)』を実現するための『ツール(道具)』です。プログラムを通し、その先にある皆さんの生活が、今よりも『生活がしやすくなる』『生きやすくなる』ことを最大の目的としています。

スタッフ写真
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